- キーワードはSEOの基盤です。
ユーザーがあなたのサイトを探す際にどのような検索キーワードで検索するのか? - そのキーワードは月間どのぐらい検索されているキーワードなのか?
- そのキーワードはCVにつながるのか?
- そのキーワードの競合性はどのくらいか?
- そのキーワードを対策しサイトを上位表示するには、
- どのようなコンテンツが必要なのか?
闇雲なキーワードでコンテンツを作成してもGoogleからのトラフィックは得られませんし、SEO対策から業績向上にはつながりません。戦略的にキーワード設計を行いSEO対策に取り組みましょう。
キーワード調査を行う上で大前提として以下の2点を満たしていますか?
- 業界についての十分な知識を持っている必要があります。
- キーワード調査ツールを使用する必要があります。
競合サイトに勝つためのキーワード設計の方法を紹介します。
シードキーワード(核となるキーワード)を決める
オンラインで宣伝したい商品やビジネスがすでにある場合は、シードキーワードを考え出すのは簡単です。例えば、観葉植物を販売しているサイトでキーワード戦略を考える場合どのようなシードキーワードが候補に上がるのでしょうか。
- 観葉植物
- 観葉植物の種類名
などがあげられます。
競合他社のサイトがランク付けされているか実際に「観葉植物」と検索して見ます。
そうするとどのような形式のコンテンツがTOP10位にランクインしているか確認できます。通販サイトのカテゴリーページや初心者向けの育て方などの記事コンテンツがあがっています。
また、サイトの形式も確認すると、観葉植物の専門サイトや比較メディア、ニュースメディアなどが見られます。ここで、全てのサイトを競合とするのではなく植物のネットショップなどに限定し、そのサイトが流入を獲得しているキーワードを分析していきましょう。
AhrefsのサイトエクスプローラーやUber suggestなどのキーワードツールに競合サイトのURLを入力すると、ヒットしているキーワードを見ることできます。
そうすると、
- 観葉植物 種類
- 観葉植物 育て方
- ユッカ 風水
- など予期していなかったキーワードが発見できます。
具体的な検索ボリュームに関しては、Googleキーワードプランナーを利用し月間検索ボリュームを見ましょう。また、CPC=クリック単価を見ることで、よく広告で入札が行われているキーワードを確認できます。クリック単価(入札単価が高い)=CV率が高いと推測されます。自社でSEO対策すると、そのキーワードから半永続的にCVを獲得できる可能性があります。
次にAhrefsやラッコーキーワードなどのツールを使用し関連キーワードを確認します。
フレーズ一致や同義語、類義語が確認できます。
キーワードの分析方法
もちろんキーワードを全て対策できればベストですが、キーワードを確定しコンテンツを作成する作業が発生するので、すべてを対策することは、ほぼ不可能と言えます。対策するキーワードを厳選しましょう。
以下の指標を元に優先順位付けを行いましょう。
- 検索ボリューム
- クリック数
- トラフィックの可能性
- キーワードの難易度
- クリック単価(CPC)
検索ボリューム
検索ボリュームは、キーワードが1か月に検索される平均回数を示します。たとえば、相続税は、月間検索ボリュームが110,000です。
これは検索数であり、検索した人の数ではありません。誰かが月に複数回キーワードを検索する場合があります(たとえば、「東京の天気」)。これらの検索は、同じ人が検索を行っている場合でも、検索ボリュームとしてカウントされます。
サイトがオープンして間もない場合は、Bigキーワードでの上位化が難しいです。月間検索数が5,000回を超えるキーワードなどは省略しても良いかもしれません。一概に5,000回以上を捨てるのではなく、競合の対策状況などを確認し柔軟に判断しましょう。
次に検索ボリュームの少ないキーワードのフィルタリングします。月間検索ボリュームが100以下のキーワードを対策してもそのキーワードから見込めるトラフィックはコンテンツを作成する労力に比べ結果が伴わない可能性が高いです。
次に、競争性が高くないキーワードを見つけましょう。これらはロングテールキーワードとして知られています。
ほとんどのキーワードがロングテールキーワードであることをご存知ですか?
ロングテールキーワードは、検索ボリュームが少ない用語です。
- レザークラフト 財布 男性 プレゼント
- ナイキ スニーカー 90年代 名作
などのような複数のキーワードの掛け合わせを言います。もし、このようなキーワードでCV発生が見込まれる場合は、他のキーワードと合せて1つのコンテンツでまとめることができないか確認しましょう。
1キーワード1コンテンツという概念は古く、実際にサーチコンソールや競合サイトのページ別流入分析をすると、1コンテンツで様々なキーワードがヒットしていることが確認できます。
例えば、「ナイキスニーカー 90年代」「ナイキ 歴代 名作スニーカー」「ナイキ 名作」
などのキーワードはわざわざコンテンツを分けなくても1つのコンテンツにまとめてあげるほうが、ユーザーの読了率が上がると思われませんか。絶対にまとめた方が良いと言うわけではなく、競合対策状況など鑑みて、まとめるべきか
どうか判断するべきです。SEOは様々な戦略をもとに、対策するべきです。どのサイトにもあてはまる必勝パターンがあるわけではありません。
検索ボリュームについて覚えておくべきもう1つの重要なことは、検索ボリュームがツールごとに異なることです。これは、各ツールが吐き出す数値は様々な方法で計算され更新されているためです
検索ボリュームの見積もりは、Googleのキーワードプランナーでさえ「正確」ではありません。参考指標としてみましょう。
また、キーワードの傾向に注意してください
検索ボリュームは年平均で算出されています。キーワードが季節的であるか、人気急上昇または低下している場合もありますので注意しましょう。
クリスマス関連の検索は良い例です。それらはすべて12月に急上昇し、2月にゼロに低下します。Googleトレンドなどを使用すれば傾向がわかりやすいです。
クリック数
多くの人がグーグルで検索をしていますが、すべてのユーザーが検索結果をクリックしてトップランクのページにアクセスするわけではありません。そこで、Ahrefsのキーワードエクスプローラーが役立ちます。キーワードの検索結果の月間平均クリック数を示します。
「コーヒーに含まれるカフェインの量」などのクエリを見てください。
月間検索ボリュームは48,000ですが、クリック数は8,600回にすぎません。
検索結果にQA(ナレッジグラフと言います)が表示されており、探している情報を見つけるために上位ページをクリックする必要はありません。
有料検索広告や画像広告にユーザーが流れるキーワードも注意する必要があります。たとえば、「不用品回収 エリア名」のクリックの28%は有料広告に移動するためキーワードを対策するよりPPC広告を出した方が良いと判断できます。
トラフィックの可能性
「コーヒーの副作用」のようなキーワードを検討しているとしましょう。キーワードエクスプローラーによると、これは1か月あたり推定1,000回の検索と最大800回のクリックを取得します。
ただし、このキーワードでランク付けすると、次のような関連するすべての種類のキーワードや類義語でもページがランク付けされる可能性があることに注意してください。
コーヒーを飲みすぎるとどうなる 450回
コーヒーを飲みすぎた場合の影響 200回
コーヒーを飲みすぎることの副作用 100回
ここでは、「コーヒーの副作用」のトップランクのページが月に約3,500回の訪問を獲得し、50を超えるキーワードでランク付けされているとしましょう。
このような複数のキーワードのランキングは標準的でよくあります。再度申し上げますが、1キーワード1コンテンツと言う古い概念は忘れましょう。大手のSEO会社の記事でも今だにこの情報が掲載されているため国内で誤った概念が一人歩きしています。
このコーヒー副作用のページの50件のヒットしているキーワードを調査 したところ、半数のキーワードで上位10位にランクされていることがわかりました。これが凄く大切なポイントです。1ページの様々なキーワードで1ページ以内にランクインしている事実は、このコンテンツをさらにリライト(ブラッシュアップ)して、他のBigキーワードを狙えるチャンスがあると言うことです。
または、このコンテンツは良いページでページランクが高いと評価され、「コーヒー カフェイン 1日」のような関連性の高いコンテンツを上げリンクを飛ばした際に、リンクパワーを受け渡し「コーヒー カフェイン 1日」でも上位にランクインする確率を高ます。
キーワード難易度
SEOの専門家は通常、キーワードのランキングの難易度を目視で確認します。実際にキーワードを検索し、上位ページを確認します。ランク付けがどれほど難しいか簡単かを判断するためにindex数などを確認します。
- 外部リンクの数(および品質)
- ドメイン評価(DR)
- コンテンツの長さ、関連性、更新日
- キーワード、同義語
- 検索インテント
- サイトの信頼性
トップランクのページにたくさんの被リンクがあるという事実は、「リンクに値する」トピックのサインです。
Ahrefsのキーワードツールを見ればリンク数やキーワード難易度スコアを見ることができます。しかし、難易度スコアでは、Googleのランキングアルゴリズムの複雑さを1つの数値にしているにすぎません。キーワードを決める上での指標ぐらいにとらえておきましょう
クリック単価(CPC)
クリック単価(CPC)は、広告主がキーワードからの広告クリックごとに支払う意思がある金額を示します。
たとえば、キーワード「自宅用コーヒーメーカー」のCPCは比較的高く¥800です。これは、ほとんどの検索者が自宅用のコーヒーメーカーを購入しようとしているためです。しかし、「良いエスプレッソを作る方法」と検索するユーザーはこのキーワードを検索する段階で、何かを購入しようと考えておりません。
エスプレッソを淹れる方法についての情報を探しています。CV数を増やしたいのであれば、CPCの高い前者のキーワードを選択できますし、競合性が高く難しいのであれば、後者の自社の見込み客となるユーザーが検索しそうなキーワードで対策するのも良いです。
対策キーワードを確定する方法
- 親トピックを特定する
- 検索の意図を特定する
親トピックを特定する
エクセルのキーワードリストを作成し次のキーワードがあるとします。
- ホイップコーヒーの作り方
- ホイップコーヒーとは
- ホイップコーヒーレシピ
- 砂糖なしのホイップコーヒー
キーワードごとに異なるページを構築するべきか、それとも単一のページでそれらすべてをターゲットにするべきか?悩むでしょう。答えは、Googleがこれらのキーワードをどのように見ているかに大きく依存します。
同じトピック(つまり、ホイップコーヒーの作り方)の一部と見なしていますか?それとも、個別のトピックとして見ていますか?あなたはグーグルの結果を見ることで判断できます。
たとえば、同じページのいくつかが「ホイップコーヒーの作り方」と「ホイップコーヒーとは」でランク付けされています。これは、Googleがこれらのキーワードの両方を同じトピックの一部と見なしていることを示しているようです。
また、両方の検索の結果のほとんどは、ホイップコーヒーの作り方に関する投稿であることがわかります。これは、「ホイップコーヒーとは」が、ホイップコーヒーの作り方という幅広いトピックのサブトピックであることを示しています。
そのため、2つの別々のページを作成するよりも、1つのページでこれらのキーワードの両方をターゲットにする方が理にかなっています。
ただし、「砂糖を含まないホイップコーヒー」の結果を見ると、反対のことがわかります。
ほとんどすべての結果は、砂糖を含まない健康的なホイップコーヒーを作ることに関するものです。つまり、「砂糖を含まないホイップコーヒー」は、ホイップコーヒーを作るという幅広いトピックの一部ではないことを示しています。したがって、このキーワードをランク付けするには、コンテンツを分けて作成する必要があるでしょう。
キーワードエクスプローラーでは、この問題の解決策は、各キーワードの「親トピック」を表示することです。代わりに、より広いトピックをターゲットにしながら、ターゲットキーワードにランク付けできるかどうかがわかります。
「親トピック」を特定するために、各キーワードの上位ページを取得し、そのページに最も多くのトラフィックを送信しているキーワードを見つけます。
検索の意図を特定する
リストに次のキーワードがあるとします。
コーヒーミル
ラテvsカプチーノ
アラビカコーヒー
コールドブリューコーヒーの淹れ方
ブログページがあるオンラインストアを運営している場合は、ブログの投稿と製品ページのどちらのコンテンツで対策するべきか判断に迷うでしょう。
「コールドブリューコーヒーの淹れ方」の商品ページは意味がないので作成しません。検索者は、機械を購入するのではなく、コールドブリューコーヒーの作り方を知りたがっています。
しかし、「コーヒーミル」のようなキーワードはどうでしょうか。eコマースカテゴリページが上位にランクインしています。
この場合はすぐ購入したいというユーザーが多いため意図的にGoogleは検索結果の上部にカテゴリーページを上げています。これを検索インテントと呼び、Buyクエリと言います。
ここから、検索インテントを分析し、キーワードを選択する最適な方法を学ぶことができます。
コンテンツタイプ
ブログ投稿、製品ページ、カテゴリページ、ランディングページ、または画像や動画のいずれかに分類されます。
コンテンツフォーマット
主に「情報」コンテンツに適用されます。典型的な例は、ハウツー、リスト、ニュース記事、意見記事、レビューです。
コンテンツアングル
コンテンツの主なセールスポイントです。たとえば、「ラテの作り方」を探している人は、機械や特別な設備を使わずに作る方法を知りたがっているようです。
キーワードに優先順位を付ける方法
キーワードの優先順位付けは、キーワード調査プロセスの最終ステップではありません。上記の手順を実行するときに行う必要があることです。次のことを自問してください。
- このキーワードの月間推定トラフィックはどのくらいですか?
- 競争はどれくらい厳しいですか?ランク付けするには何が必要ですか?
- このトピックに関するコンテンツはすでにありますか?そうでない場合、競争力のある ページを作成して宣伝するには何が必要ですか?
- このキーワードのランク付けはすでに行っていますか?ランクを数ポジション上げること でトラフィックを増やすことができますか?
- トラフィックはリードと売上につながる可能性がありますか、それともブランド認知度を もたらすだけですか?
検索ボリューム、トラフィックの可能性、難易度、検索の意図はすべて重要な考慮事項ですが、そのキーワードからのトラフィックがビジネスにとってどのような価値があるかについても考慮する必要があります。
「ランク付けしやすい」キーワードを探しているだけではないことを忘れないでください。投資収益率が最も高いものを探しています。
難易度の低いキーワードだけに焦点を当てることは、多くのWebサイト所有者が犯す間違いです。常に短期、中期、長期のランキング目標を設定する必要があります。短期的な目標のみに焦点を当てると、最も収益性の高いキーワードにランク付けされることはありません。
中長期的な目標のみに焦点を当てると、トラフィックを獲得するのに何年もかかります。
キーワード調査ツール
上記のすべてを実行するのに役立ついくつかの人気のあるキーワード調査ツールを見てみましょう。
Googleキーワードプランナー (無料)
そのユニークなキーワードの提案と最新のCPC値について。
Googleトレンド (無料)
トレンドの比較とトレンドの地理の調査に。
Googleサーチコンソール (無料)
すでにランク付けされている上位1,000個のキーワードと、それらのキーワードが送信するトラフィックの量を確認します。
Ahrefsウェブマスターツール (無料)
現在ランク付けされているすべて のキーワードと、それらの推定検索ボリューム、キーワード難易度スコア、トラフィックの可能性、およびその他の有用なSEO指標を確認します。
